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風呂敷は古来より「平包み(ひらづつみ)」「衣包み(ころもづつみ)」などとも呼ばれ、物を包む布として制作され利用されてきました。
そしてプリント印刷技術が発達し格安オリジナル作成が可能となった現代においても変わることなく、オーダー風呂敷は大切な人への贈り物を包むためのもととして、通販店などでも特注制作され、利用されています。
そこでここでは、そんな風呂敷の覚えておくと役立つ伝統的な作法を心得について、紹介してみたいと思います。
風呂敷を使って物を包む際、結び目を作って縛るのが一般的ではありますが、あらたまった贈答用の包みには結び目は作りません。これは結婚祝いなどの場合、結び目を作ってしまうと解かなくてはならなくなり、それは縁起が悪いとされているため注意が必要です。
祝儀の場合の結び目を作らない平包みの方法です。
まず風呂敷の裏側を広げて中央にのし袋を置ます。
左側を折り畳みます。
それからのし袋の上側(向こう側)
下側(手前側)
右側の順で畳みます。
最後に左側にはみ出した部分を内側に折って完成です。
また不祝儀の場合はこれと反対に、右側から下側、上側、左側と折るのが正しい包み方となりますので注意しましょう。
また祝儀用のふろしきは柄のある派手なものでも構いませんが、不祝儀の場合は色味を抑えた無地で製作されたものを選びましょう。
祝儀用不祝儀用は激安品から高級品までさまざまな価格で販売されていますが、こういった場合はあまりにも安い簡素なものよりも、ある程度しっかりとしたふろしきを利用するほうが良いと思います。
菓子折りなどの品物を風呂敷に包んで持参した場合、まず出された座布団に座る前に渡すのが原則とされています。
座布団の左側に正座し、荷物は更にその左側に置きます。
そして菓子折りを包んでいる風呂敷をなるべく小さく2ヶ所広げて、左手で布の左下をつまみ、右手で品物を抜き取ります。
品物は一旦自分の方へ向くように置いてから風呂敷を小さく丁寧に畳み、それから両手を使って品物を相手へと向けるのですが、自分の両手がクロスしないよう90度ずつ、2回に分けて品物の向きを変えます。
品物が相手へと向いたらそれを差し出し、一礼して終わりとなります。
初めは堅苦しく感じ、また難しいと思われるかもしれませんが、覚えておいて損はありませんし、一度覚えてしまえばそれほど難しいことではありませんので、一度チャレンジしてみるのも良いと思います。